こんにちは、MIU(@blog_miutabi)です。
今回は、柿の収穫&選果の農業バイトの様子についてお伝えします。
・農業バイトをしてみたいけど・・・
・柿の仕事はどんな風にしてるの?
・正直仕事はきつい?
などについて答えていくよ~!
約3か月間、柿の生産で有名な奈良五條市で住み込みの農業バイトをしてきました!
今回はその経験談をもとにご紹介していきますね。
農業バイトについて
まずはじめに、そもそも農業バイトが初めてだよ。という方向けに書いた記事がありますので、よそしければそちらも合わせてご覧下さい。
柿の収穫アルバイトの募集時期
奈良県で柿のアルバイトの仕事が始まるのは、柿の収穫時期で農家さんにとっては1年間で一番忙しい毎年9月半ば頃~になります。
勤務期間は9月半ば頃~11月末、もしくは12月頭頃までの約3か月間の仕事になります。
仕事の内容
柿の収穫、もしくは選果の仕事です。
それぞれの特徴を下にまとめましたので参考にしてください~
柿の収穫
柿の収穫は、柿をハサミで一つ一つ収穫し、腰に付けたカゴに入れる作業です。
収穫作業には脚立も使用しますが、結構な急斜面に立てるので、脚立の扱いに慣れていない人は最初は難しく感じるかもしれません。
また、私は基本的に選果を担当していたのであまり収穫作業はしてないのですが、少しだけ収穫作業をした時はカゴにいっぱい柿を入れたまま脚立に登るのが結構大変でした。
重いものを身に着けて動くって結構大変なんだな~と実感したし、柿の畑は結構な急斜面に木が植えられているので、そこの柿を脚立を使って採っている男性スタッフ達の姿は本当にリスペクトでした。
また収穫の序盤は全部の柿を収穫するのではなく、色を見ながらの収穫なので結構集中力が必要です。
最初はハサミの使い方にも慣れないので、コツをつかむまで大変かもしれませんが、慣れれば大丈夫です。
柿の選果
柿の選果は、収穫された柿を色・サイズ・傷などでランク分けしていく作業です。
軽トラの荷台や専用の運搬車にたくさんコンテナを並べて、多くて10段階くらいにランク分けをしました。
この作業は結構な集中力が必要なのと、柿が満杯になったコンテナは一つ20㎏くらいあるので、それを出荷用のトラックに積んだりする作業は力が必要で結構大変でした。
でもこれも男性スタッフが常々助けてくれたので大丈夫だったし、毎日運んでると案外慣れます!
そして選果の作業自体はほとんど体力を使わないので、体力に自信のない女性でも問題なくできると思います。
1日のスケジュール
1日のだいたいのスケジュールはこちら!
7:40頃 倉庫に集合し、軽トラに乗り合わせたりして畑に向かいます。
8:00頃 畑に到着。 収穫&選果作業開始。
10:00 15分休憩! お茶を飲んだりお菓子を食べたりします。
12:00 お昼休憩。 そのまま作業してた畑でお弁当食べて、お昼寝したりします。
13:00 作業再開
15:00 15分休憩
17:00 作業終了。 倉庫に戻って解散。
こんな感じで基本は残業も無かったし、時間通りにきっちり帰れたので良かったです。
作業の際の服装
柿の収穫時の服装は夏服~冬服まで必要です。
まず9月~10月頃までは、真夏のような暑さが続き、太陽もじりじりと照り付ける中での収穫&選果作業なのでとても暑いです。
また、日焼けや虫・作業中の枝などへの引っ掛かりを考えると、乾きやすい薄手の長袖・長ズボンが好ましいです。
あとは帽子と首元の日よけ。
私は首にはよくバンダナをまいて仕事しています。
汗も拭けるし、なんとなくオシャレだし気に入っています(笑)
こんな感じで10月末頃まではどちらかというと暑さと日焼け対策のできる服装が重要です。
そして、11月からはだんだん気温が低くなり、寒さ対策が必要になります。
特に朝晩の寒暖差が激しく、朝は10℃以下、昼間は20℃超えなんてこともよくあります。
なので作業中でも簡単に着脱がしやすい重ね着をオススメします。
ちなみに私の場合はこんな感じで重ね着をしていましたよ~!
②保温インナー
③薄手の長袖
④薄手のダウンベスト
⑤ウィンドブレーカー(風よけ)
本当に11月の朝晩と日中の寒暖差はびっくりするくらい激しくて、正直体がおかしくなりそうでした(笑)
改めて農業って自然環境との戦いだな~と実感しました。
そして靴。
柿の畑の地面はこんな感じで、柔らかい土の上に草がボーボー生えてる感じです。
そして収穫であれば脚立を上り下りしたり、急な斜面の柿を取ったりと結構ハードな動きをするので動きやすく、滑りにくいソールの靴がおススメです。
それに加えて11月頃~朝晩の冷え込みが激しくなると、朝露で畑の地面がビチャビチャになるので長靴も必要になります。
雨の日もたまに出勤になったりするので、柿に限らずどんな農作業でも長靴と雨具は必ず用意しましょう。
生活環境について
農業バイトをするうえで結構重要なのが生活環境。
五條市の生活環境はざっくりこんな感じ。
・JR和歌山線/五条駅から徒歩10分くらい(電車は1時間に1本くらい。)
・アパートの徒歩圏内にスーパー・業務スーパー・ホームセンター・ドラッグストアなどあり
・徒歩15分くらいのところにワークマンもある
・電車で1時間半で奈良市内・大阪市内・京都市内へ行ける
なので生活は全然不便することがありませんでした!
正直なところ農業バイトって結構な田舎での仕事が多いから、仕事場や寮が街から離れてることが多くて車が無いと買い出しが大変だったり、車を持っている人に頼んで乗り合いで行くことが多いけど、ここ五條市の柿バイトは20分圏内にある程度のお店が揃っているので、とても生活するには便利な立地でとても生活がしやすかったです。それに
大変だったこと
今回の柿のアルバイト、正直大変だったことがない!と大きな声で言えるくらい楽しかったです!
幸いにも農家さんに恵まれて、とっても親切で優しくしてくれたし、毎日ストレスなく楽しく仕事ができました!
あえて大変だったことを挙げるなら、
・天気の関係で、午前中待機や急に午後休になることがある
という感じで、休みの予定が組みにくかったことくらいです。
でも農家さんは前もって言ってくれれば休みは全然とっていいと言ってくれていたし、個人的に休日に関しては、過去に行った農家さんも同じように雨の日だけ休みシステムだったので慣れていたのもあるし、ある程度覚悟していたので問題なかったです。
そして今回改めて感じたのは、農家さんの人柄や職場の雰囲気で楽しい生活になるか、苦しい生活になるかは変わるということです(笑)
ということで、今回に関しては生活環境も、職場環境も、勤務形態も個人的には大満足でした!
まとめ
今回は奈良県五條市での柿の収穫&選果アルバイトについてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
なんとなく仕事の風景や生活環境のイメージはできましたでしょうか?
ここ五條市は日本でも有数の柿の産地です。
この時期になるとたくさんの柿農家さんの求人がでます。
私自身は今まで秋になっても柿を食べる機会があまりなかったし、身近な果物では無かったけど、今回柿のアルバイトをして自分が想像していた柿(田舎のおばあちゃんちに1本だけ植えてある柿の木の感じ)とは全然違って、本当にきれいで大きくてツヤツヤで、びっくりするくらい甘くて美味しいという事を知りました!
今回の柿のバイトに限らずですが、農業をしているといつもスーパーでしか見てこなかった野菜や果物が育つ過程や消費までの流れを知ることができるし、なによりも自分たちの生きる基本でもある『食』に触れあえるとってもいい機会にもなります。
もちろん農作業自体は仕事だし大変こともたくさんあるけど、学べることもたくさんあるので、ぜひやってみたい人は挑戦してみてください!
応援しています。
そしてこのブログが何かのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。