こんにちは、MIU(@blog_miutabi)です。
今回は、フジロックフェスティバルのバイトについてお伝えしていきます。
・フジロックでバイトしてみたいけど実際どんな感じ?
・どんな仕事があるの?
・お給料は?
など、バイトの詳細を知りたい人にオススメの記事です。
過去4回のフジロックバイトをしてきた体験談も含めてお伝えしますね。
フジロックフェスティバルについて
まずはじめにご存知の方が大半かもしれませんが、フジロックフェスティバル(以下:フジロック)は新潟県湯沢町の苗場スキー場を会場に、毎年7月に開催される日本最大級の野外音楽イベントです。
1997年に富士天神山スキー場で第1回目が開催され、その後1999年からは会場が苗場スキー場へ移り開催されています。
日程は、毎年7月最終週の(金)(土)(日)の3日間で、(木)に前夜祭が開催されます。
その他フジロックに関する詳しい情報は公式サイトでどうぞ。
どんな仕事があるの?
フジロックといっても会場の内外問わず、様々な仕事があります。
私が経験したものを含めいくつかご紹介しますね。
会場の設営・撤去スタッフ
フジロック会場ステージや様々なブースの設営や撤去を行う仕事です。
ステージの照明や音響機材などの設営・撤去、他にも会場内のフェンスやテントを設置したりなど様々です。
私自身は直接ステージの設営に携わったことは無いですが、見た感じバイトのほとんどが男性で、力仕事です。
ご参考までに。
入場ゲートスタッフ
仕事内容は?
文字通り、入場ゲートで入場者のリストバンドをチェックしたり、手荷物のチェックをしたりする仕事です。
メインの入り口だけではなく、関係者の入口、キャンプサイト(テント泊エリア)の入口、キャラバンエリア(車乗り込み可のエリア)など場内のあちこちにあるゲートのチェックをします。
私も初めてのフジロックバイトはこの仕事でした。
仕事内容は単純で、入場してくる人がリストバンドをしてるかチェックするだけ。
同時に荷物チェックもあり、持ち込み禁止物等がないかを確認します。
勤務時間は?
会場オープン時間頃の午前8時頃~夜中12時くらいまでの勤務でした。
私が経験したのは7年前くらいなので今の状況はわかりませんが、1人2時間やったら30分休憩みたいな感じで、何人かでグループを組みローテーションで回していました。
給料は?
5日間で7万円くらいでした。
時給が1000円ちょっとでも勤務時間が長いし、深夜割増などがつくので稼げます。
単純作業だし、勤務時間が長くて退屈な仕事でしたが、短期でガッと稼ぎたい方にはおすすめです。
警備・交通誘導スタッフ
仕事内容は?
関係者・来場者の車の誘導や、歩行者の誘導など安全管理の仕事です。
よく工事現場などで見る赤い棒を持って誘導している誘導員さんの仕事のような感じです。
実際の現場を見ると、この仕事をしているのは男性の割合が多い気がします。
私自身はこの仕事の経験がないのでご参考までに。
飲食店スタッフ
仕事内容は?
会場のあちこちにある飲食店での調理や受付をするお仕事です。
フジロックのバイトではこの飲食の仕事に携わる人が一番多いのではないでしょうか?
私も過去4回フジロックでバイトをしていますが、内2回は飲食店で働きました。
フジロックの楽しみでもあるフェスご飯を賄いとして食べれたりもするので嬉しいバイトです。
勤務時間は?
お店の開いている時間によって勤務時間とシフトが違います。
私が経験した飲食店2か所はこんな感じでした。
<例①>
時間 :朝の会場オープン~夜24時頃まで。
シフト:同じメンバーで最初から最後まで回す。
時間 :朝の会場オープン~翌朝5時頃まで。
シフト:早番・遅番の2シフトで交代制。
お店によってこれとまた違うシフトもあると思いますので、詳細はご自身が働く店舗に聞いてみてくださいね。
ちなみに飲食の仕事は、屋外でテントの中でやるのでめちゃめちゃ暑いです。
ムシムシしてる中でずっと作業する感じなので、体調管理はしっかりしましょうね。
給料は?
私が経験したお店はどちらも、前日準備~フェス終了翌日の撤収までの丸4日のお給料が5万円程度でした。
正直勤務時間の割にお給料は少ないと感じましたが、お店によっては賄いが無料で食べられたり、空いている時間に好きなアーティストのライブを見に行くことができたりするので、その点を考えれば嬉しい待遇かもしれません。
グッズ販売スタッフ
仕事内容は?
フジロック公式グッズや、オフィシャルサポーター店舗の物販スタッフのお仕事です。
フジロック会場には飲食店だけではなく、雨具や長靴・折り畳みチェアーなどのアウトドアグッズを販売しているお店があります。
街中にあるお店と同じように在庫を出したり、接客したりのお仕事です。
私はこの仕事を経験したことはありませんが、いろんなアウトドアグッズがあって働くのが楽しそうでした!
運送会社の荷物預かり受付スタッフ
仕事内容は?
フジロックは日本全国&世界各地からたくさんの人が訪れます。
日程も、前夜祭~帰宅日を含めると5日間あるので、洋服や靴・キャンプ用品など結構な荷物が必要で、公共交通機関で来場する人などは事前に会場に郵送することができます。
その荷物をフジロックの会場で受け渡しするお仕事です。
が、私自身経験がないのと、この運送会社がフジロック期間にアルバイトを採用しているのかは定かではありませんので、会場にこんな仕事があるよ。という情報として書きました。ご了承ください。
フジロック会場周辺の宿・ペンションスタッフ
仕事内容は?
チェックインをはじめとしたお客様対応、館内清掃(トイレやお風呂などの共有スペース)・ベッドメイクなどです。
フジロックが開催される湯沢町の苗場スキー場周辺は、冬のスキーリゾート地としても有名で、会場周辺にはいくつもの民宿やホテル・ペンションがあります。
フジロック期間中は多くの人がフジロック会場内のキャンプサイト(テント泊)か、このスキー場周辺の宿に滞在して、会場へ向かうので、そのお客様の対応をする感じですね。
勤務時間は?
宿によって勤務形態・勤務時間は様々ですが、私がお世話になっていた宿は1日中お客さんの出入りがあるので、宿内で行ったり来たりするお客様を待ちながらゆったり一日を過ごす感じでした。
私自身、以前に苗場スキー場で働いていたこともあり、知り合いの紹介でこの仕事をさせてもらいましたが、もしかしたら求人等はでていないかもしれません。
バイト期間中の生活は?
どこに泊まる?
基本的には2パターン。
が多いです。
私がバイトしていた時は、会場の入場ゲートから歩いて15~20分くらいのところの宿に宿泊しました。
仕事が終わったらそこに帰って寝て、また仕事の時間になったら宿から出発する感じです。
ただ注意したいのは・・・宿泊環境は決してよくありません。
例えば・・・
・用意してくれていた宿の部屋の布団数が絶対的に勤務している人数より少ない
・部屋は布団が隅から隅までぎちぎちに敷かれている
・人数分の布団が無く、早番遅番で同じ布団を使いまわし
など、つまり誰かが寝てた布団にそのまま寝てる感じですね。(汗)
宿は素敵でしたが、きっと会社側が予約人数を少なくしたんでしょうね。
ちなみにテント泊も・・・
・天候に左右される
・土砂降りになると浸水したり、設置場所によっては寝心地が悪かったりもする
・虫がいる
・お風呂は簡易シャワー・仮設風呂を利用する
などなどありますが、フジロックは自然の中で行われるイベントです。
自然の中で生活することを考えたら仕方のない事&約5日間くらいのことなので、始まったと思えば終わるし、非日常の雰囲気も味わえる素敵な経験になると思いますよ。
でもまずは働く前に、宿泊に関しても事前に確認しておくことをおススメします。
ただでさえフジロックのバイトは長時間で疲れるのでゆっくり休める環境は大事です。
食事は?
こちらも所属している場所によりますが、下記のパターンが多いです。
と、基本的には会社側が支給してくれるので困らないです。
ちなみにペンションで働いていた時は、朝昼晩の食事は作って提供してくれました。
ありがたい・・・。
それにフジロック開催期間中は飲食店で何かしら食べ物は購入できるので問題ないです。
ただしフェス価格なので1食1000円くらいはかかりますね。
そして苗場エリアにはコンビニがなく、国道沿いに数件の売店とプリンスホテルの中に売店があるくらいなので、何か食にこだわりがある人は持ってくることをおススメします。
持ち物&服装は?
フジロックバイトは長くても5日間くらいですが、ざっと必要なものはこちら。
<最低限必要な物>
・動きやすいズボンとTシャツが日数分(仕事用)
・雨具(もしくはウィンドブレーカー)
・寝るとき用の服
・下着日数分
・タオル日数分
・会場に荷物を持っていくためのリュックやバック
・タンブラーなどのボトル
・靴(仕事用の汚れてもいいスニーカー)
・長靴
・日焼け止め
・虫よけスプレー
会場内での仕事はスタッフTシャツが支給されたり、飲食店はオリジナルTシャツがあったりするのでそれを着用しますが、日数分の枚数をもらえなかったりするので、下に1枚自分のTシャツを着て、Tシャツを2枚重ねて着たりしていました。
また、会社(仕事のポジション)によってはフジロックオリジナルのウィンドブレーカーを支給されるので、雨具がわりにそれを使うのもありです。
<あると便利な物>
・シャンプー
・リンス
・石鹸
・長袖Tシャツまたは少し厚手の長袖
苗場エリアは山なので天気が変わりやすく、日が暮れたり雨が降ったりすると気温がぐっとさがります。
なのでTシャツとウィンドブレーカーだけだと正直寒いので、長袖や中に着用できるパーカーなどがあるといいです。
あとはお風呂用のシャンプーなど。
宿には備え付けのモノがある場合がありますが、テント泊をする場合や近隣の銭湯に行く際はあると便利です。
私もバイトしていた時、雨が降って凍えそうな年がありました。
ホント、山はなめちゃいけませんね。
洗濯は?
基本しません。
泊まっている宿によっては洗濯機を使えるかもしれませんが、混んでいる&乾かす時間が無いので、バイト日数分の服を持っていくことをおススメします。
ほとんどのバイトは前夜祭~撤収まで長くても5日間なので、その分をもってくれば問題ありません。
どうやってバイトを探す?
バイトによって探し方は様々です。
参考までにどうぞ。
求人サイトで探す
検索サイトで「フジロック バイト」検索をかけると、イベント関係の派遣サイトがいくつかヒットします。
その派遣サイトに登録してフジロックのバイトに応募する感じが多いです。
実際に私も入場ゲートの仕事をした際には、東京の派遣会社に登録して応募しました。
求人の中には個人の飲食店などもあるかもしれませんが、ほとんど無いと思います。
知り合いの紹介
私は過去4回フジロックでバイトをしてきましたが、知り合いの紹介で勤務することが多いと感じました。
実際に過去2回の飲食とペンションの仕事も知り合いの紹介で、フジロックに出店するので手伝ってほしいとのことでした。
私自身、過去にここ苗場でアルバイトをしていたので、それもあってバイトの機会を与えて貰えてる状況ではあります。
なのでもしフジロックで働きたい方は、一度苗場スキー場周辺でアルバイトをして、そういう機会をゲットするのもいいかもしれませんね。
冬の苗場も楽しいですよ~。
フジロックバイトをして良かったこと
フジロックの雰囲気を味わえる
フジロックに一度は行ってみたい!と思う方も結構いると思います。
でもフジロックはチケット代・会場までの交通費・宿泊費・食事代など、もし前夜祭から参戦するとなると抑えても10万円近くかかります。
日帰りで1日だけでも4万~5万円くらいはかかるから、もしこのアーティストだけ見たい!とか、どんな感じか見てみたい方にはバイトがオススメ。
会場の雰囲気も分かるし、なによりお金が稼げるし、一石二鳥です!
※ちなみに画像は、フジロックエリア内 ”ところ天国” の川にいるゴンちゃん。
仕事の休憩時間に遊びに行きました!
場合によってはライブを見れる
所属している企業やお店によりますが、空き時間に見てきていいよ!とライブを見に行けます。
が、もちろん仕事が優先なので、お店の忙しさや込み具合によっては難しい場合もあります。
私は過去2回、結局仕事が忙しすぎて何も見れず終わりました。仕方ないです。
でも楽しかった!
フジロックバイトで大変だったこと
勤務時間が長い
上記にもありますが、フジロックはエリアによっては午前5時頃まで稼働しています。
そのため1日の勤務時間が長い&睡眠時間が短いので毎日眠気との戦いでした。
結局ライブを見に行けない
こちらも上記に記載しましたが、事前に特定のアーティストのライブを見に行きたいとバイト先にお願いをしていても、お店の忙しさによっては見に行けません。
仕事としていている以上これは仕方がありませんが、覚悟しておきましょう。
まとめ
今回は、フジロックフェスティバルのバイトについてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。
毎年夏に開催されるフジロック。
私も大好きなイベントです。
たくさんの人がバイトからでもフジロックに訪れて、関わって、気に入ってくれて、これからもこの素敵なイベントが長く続いていけば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。