こんにちは、MIU(@blog_miutabi)です。
今回は、伊江島での農業バイト&暮らしについてご紹介します。
この記事は、伊江島にタバコのバイトに行く予定があるけど、
・詳しい仕事内容や現場の様子を知りたい
・住居や交通手段などの生活情報を知りたい
・実際に働てみた感想を知りたい
そんな方にオススメです。
約4か月間、ここ伊江島で住み込みの農業バイトをした私がリアルな情報をお届けします。
伊江島について
伊江島は、沖縄北西部に位置している島で 伊江村(いえそん)という市町村でいう村。
本島の本部港からフェリーで片道約30分で来れる離島です。
比較的小さな島で、人口は約4300人。 ※2023年5月時点。
周囲は約22.4kmなので、車で外周するのにノンストップで30分~40分くらいのサイズです。
日帰りでも主要な観光スポットを十分に観光できる規模の島です。
伊江島について詳しく書いた記事があります。 よろしければご参考までにご覧下さい。
仕事について
どんな仕事がある?
伊江島は農業・漁業・畜産が盛んで、中でも特にタバコの葉っぱの生産が盛んで、実際に私もこの仕事をしていました。
生産の時期になるとたくさんの人が全国各地から私のように単身、またはカップル、友達同士でバイトに来ていて、ほとんどのがこのタバコの葉っぱの生産で島に来ていました。
でも時期によってはサトウキビの仕事、黒糖の製造工場での仕事、仏花の菊の選別の仕事などもあります。
仕事の内容は?
ここでは私が経験したタバコの葉っぱの仕事について書いていきますね。
まず、基本的にこの仕事は畑での作業がほとんどで、畑に植えられているタバコの葉っぱの管理作業がメインです。
葉タバコの畑はこんな感じ↓↓
私もこの仕事をするまでは葉タバコがこうやってできていることを知りませんでした!
大きくなると人間の肩くらいの高さまで成長します。
↓↓そしてこれはタバコの脇芽ちゃん。
お花みたいで可愛いですよね。
でも触るとタバコのヤニ成分でめっちゃベタベタしています(笑)
そして主な作業としてはこの脇芽取り、薬の散布などをして脇芽の抑制など収穫時期が来るまではコツコツと、黙々と作業をします。
仕事のほとんどはこのような脇芽を取って減らしたり、他にも小さな脇芽がいっぱい出てくるので、薬を散布して脇芽の成長を抑制したりがほとんどです。
たばこの脇芽は尋常じゃないくらいしつこく永遠に出てくるらしく、とにかく脇芽取りの日々!って感じでした。
画像とはちょっと違うけど、こんな感じの噴射機を背負って脇芽退治をしたのは楽しかった!↓↓
そして収穫時期になると、右側にちょこっと写っているタバコ収穫専用の機械に乗って葉っぱを収穫します。↓↓
土に近い方の葉っぱ(下の方から)から順番に収穫します。
そして最終的には全部の葉っぱを取って、幹だけが残ります。
そして収穫した葉っぱは倉庫で乾燥・選別作業をして出荷されます。
ごめんなさい、倉庫内作業の写真が無かったです。。。
と、畑での作業の様子はこんな感じですが、たばこができるまでの流れについて、JTさんのサイトにとってもわかりやすく紹介されていましたので興味がある方はぜひ見てみてください。
アルバイトの期間について
私が滞在したのは2月末~6月末までの約4か月間。
私が求人を見て応募をした際には12月頃~7月頃と記載があったので、もしシーズンの一番初めから働くと半年以上の期間勤務できる可能性もありそうです。
反対に短くて、2週間や1か月くらいの滞在期間で働きに来てる人もたくさんいたので、自分の希望をしっかり伝えたうえで、自分の予定に合わせて働くのもいいかもしれませんね。
給料について
給与形態
私がお世話になっていた農家さんは日給計算でした。
私が応募した当時の求人には日給での支給の農家さんがほとんどでしたが、農家さんによって違うので時給での支給の場所もあります。
給与金額
私が働いていた当時の日給は、8時間勤務で7000円。
残業代支給あり&給与内早上がりなどがありますが、仕事の大変さに比べると、日給としてはそこまで良いとは言えないかもしれません。
ただ島での生活は食費以外の生活費がかからない&娯楽も少ないので出費が抑えられます。
また、島生活を体験してみたい人には働きながら生活体験ができるような感覚なのでお給料以上の経験をできるかもしれません!
給与の支給方法
給与は現金支給でした。
前月分を翌月頭に受け取る形でした。
なかなか現金一括でお給料をもらう機会が過去には少なかったので、なんだか新鮮でした!
勤務時間について
私が働いていた農家さんは、合計8時間でした。
午前 7時半~11時半
午後 1時半~5時半
上記時間帯で、午前と午後1回ずつ15分休憩があり、お昼休憩は2時間。
仕事の進み具合や暑さ対策、雨の関係で、始業時間や終業時間の変更が結構ありました。
勤務時間は農家さんによって異なりますので、こちらはだいたいのご参考までに。
生活環境について
寮(住み込み)生活について
農家さんが用意してくれてた、倉庫内に作られた小さな部屋でした(笑)
一緒に働いていた女性と共同生活で、寝室(自分の部屋)以外のキッチン、リビング、シャワー、トイレ、洗濯機などは共有でした。
男性たちとは建物自体も別でした。
農家さんによって用意してくれてる寮のタイプは違って、普通の小さなお家だったり、アパートの一室だったり、プレハブ小屋だったりと様々ありますが、今回は今まで私が経験した住み込みバイト生活の中で一番快適じゃない寮でした(笑)
お世話になった農家さんごめんなさい!
住み込み寮は農家さんによって本当にタイプが違うし、当たり外れもあるので、生活環境が気になる方は事前に農家さんに詳しく聞いてみる事を強くオススメします。
家賃・寮費
私がお世話になっていた農家さんは、家賃・寮費は無料でした。
農家さんによっては月ごとに家賃・寮費がかかるところもありますので、応募する際に確認してみてください。
食費
基本的には自炊で、私は3食自炊をしていました。
キッチンは完備されていたので毎日料理をしていました。
でもたまに農家さんがご飯を作ってくれたり、野菜を提供してくれてとても助かりました。
農家さんによっては3食付きや、食材提供などしてくれるところもあるので、こちらも事前に確認するとよさそうです。
生活の交通手段について
私は車を持っていなかったので、スーパーに行ったりするときは農家さんが用意してくれている自家用車や、軽トラック、原付バイク、自転車を借りて過ごしていました。
ただし働いている全スタッフで共有なので、使用時間など事前にみんなで相談しながら使ったり、乗り合わせで行ったりもしていました。
でも私は歩くのが好きなので、お散歩がてら徒歩で20分~30分の場所には歩いて行ったりもしてましたよ。
景色がキレイで、いい運動になるしオススメです~。
休日について
休みは不定休です。
求人には「週休1日」と記載がありましたが、実際は特に決まった曜日の休み等は無く、急に休みになったり、反対に1か月丸々休みがなかったりもしました。
天気と農家さんの都合で休みが決まる感じなので、正直自分の時間のコントロールができずストレスでした。
毎日どんな状況だったかというと、
・待機してたが午後もなし
・朝起きて出勤間際に休みになる
・前もって休日を知らされることは無い
・午前のみ仕事で午後急に休みになる
など、植物相手・自然相手の仕事なのでその辺は仕方ないと思いますが、正直なところ「仕事をしに来ているんだから当たり前」みたいな仕事スタイルが私は苦手でした。
もちろん働きに来ているけど、仕事以外の時間は自分自身の時間です。
途中からはもう諦めましたが、そもそも求人に記載されている内容と休日の条件が違うのもどうかと思いますし、日常の中に楽しみがないとやっていけません。
なので私みたいな生活を送らなくてすむように、休日に関しては応募の際に前もってしっかり確認することを強くオススメします。
休日の過ごし方
休みのほとんどは島内で過ごしていました。
前述したように、決まった休みが無い・急遽休みになる・休みは雨の日が多かったので、残念ながら沖縄本島の観光はほとんどできませんでした。
なので急なお休みは、
【晴れの日】
・海や山へ行く
・ランチに行く
・カフェに行く
・図書館に行って読書や作業
・お家でNetflix
・お菓子作り
と、こんな感じで過ごしてました。
私はパソコンも持って行っていたし、こんな感じのもあったので↓↓映画鑑賞もできて充実した時間を過ごせましたが、本当に小さい島だし自然の中で遊ぶ以外の娯楽が無いので、何かしら趣味を充実させるアイテムや、暇をつぶせるアイテムを持って行くことをオススメします。
せっかく沖縄に来ているからいろんなところに行ってみたかったですが、島に戻ってくる最終フェリーが17時と早く遠出は出来なかったため、島でできることを探しながらゆったり過ごしていました。
小さな島なので出来る事は限られましたが、その分お気に入りのビーチや休憩スポットを見つけたり、何回か同じお店に通って、お店の人と仲良くなったりとそれなりに良い時間を過ごせたと思います。
この生活をしてみて良かったこと
私はずっと島で暮らすことに興味がありました。
でも実際住みたいと思っても、
・仕事
・コミュニティ
・生活環境
など気になることがたくさんありました。
でもインターネットで調べているだけではリアルな生活スタイルはわからないし、実際に訪れてみないと分からないその土地の良い面も悪い面もあるので、今回住んでみてそれを知るためのとってもいい機会になりました。
また働きながら住むことで旅行とは違った目線で過ごせるし、数日間の滞在だけでは分からないその土地ならではの習慣やリアルなライフスタイルを体感でき、とってもいい経験になりました。
この生活の中で大変だったこと
仕事面
力仕事&炎天下での畑仕事。
6月頃の葉っぱの収穫作業時期はとにかく暑いです。
そんな中、収穫した10Kgを超える束を持ったり運んだりする作業があり、毎日勝負&暑さとの戦いでした。
結構体育会系の農家さんだったのもあり大変でした。
トイレ事情
畑での仕事なのでトイレに行けるタイミングが無かったり、言い出しにくかったりと、長い時間我慢をしなければいけない状況で大変でした。
女性は特に、トイレ事情が心配な方は事前に相談することを強くおススメします。
正直トイレで心配事があると畑仕事に集中できないし、お互いの為にトイレは気兼ねなく行きたいなと思いました。
生活面
予定が立てにくい
休みが不定休&急な休みが多かったのでとにかく予定が立てにくかったです。
私は計画的に物事を進めていきたいタイプだし、島のあちこちいろんな場所を巡ってみたかったので、なかなか予定が立てられず個人的にはフラストレーションが溜まってしまいました。
働きながら副業や、やりたいことがある人は事前に休みの交渉をしたり、自分の条件を細かく伝えるなどしておくことを強くオススメします。
物価が高い
野菜・果物をはじめとした食品、日用品、消耗品などスーパーやコンビニで買えるものの値段が正直びっくりするくらい高かったです。
ほとんどの商品が自分の地元で買うより+100円くらいのイメージ。。。
島だから他の場所に比べて輸送コストがかかったりするのも分かりますが、正直何から何まで高かったので、うまく安いものを組み合わせて、できるだけ自炊をして出費を抑えるようにしていました。
やっぱり日々の生活費はなるべく安く抑えたいですよね。
これは島生活ならではの試練かもしれません。
農家さんがキツイ
伊江島でタバコバイトをしたことがある人に何人も会いましたが、みんな口をそろえて言うのが「農家さんの口調がキツイ」「言い方がキツイ」「当たりが強い」などです(笑)
島だからなのか、これが普通なのかわかりませんが、、、、私も実際にそう感じました。
悪い人ではないけれど、気持ちよく仕事ができていたかというと、そうでは無かったです。
もちろん全部の農家さんがそうではないと思いますが、伊江島でバイトをする人たちは少し覚悟しておくといいかもしれません。。。!
まとめ
さて、伊江島での農業バイト&暮らしについてお届けしてきましたがいかがでしたでしょうか?
伊江島での農業バイトは他の農業バイトに比べると仕事内容・職場環境・雇用条件・生活環境どこを見ても大変でした。
今までたくさん農業バイト・住み込みバイトを経験してきましたが、ここ伊江島でのたばこバイトは精神的に一番大変でした。
この記事の内容はあくまでも私個人の経験談になりますので、働く農家さんや住む環境などにもちろんよりますが、これから伊江島で働こうと思っている方へ少しでもリアルな情報をお届けし、私のように辛く苦しい4ヶ月を過ごさなくていいように(笑)、農家さんを探す際などに参考にしていただければと思います。
でもそんな辛い伊江島での生活でしたが、伊江島の青くキレイな海や道端に咲いているお花などには毎日癒されていました。
自然豊かな伊江島での生活は、仕事こそ大変でしたが、とてもゆったりしていて素敵な経験になりました。
大変なこともたくさんあったけど、結果としてはいい思い出!
ぜひ伊江島で働いてみたい方は勇気をもって、覚悟を持って挑戦してみてください(笑)!
本日は最後までお読みいただきありがとうございました。