こんにちは、MIU(@blog_miutabi)です。
今回は、静岡県掛川市でイチゴの農業バイトをしてきたので、その時の様子や体験談をお伝えします。
・農業をやってみたいけど、実際キツイ・・・?
・苺の仕事ってどんなことをするの?
・力仕事には自信が無いけど女子でも大丈夫?
そんな疑問に答えていくよ~
1月~5月まで仕事をした約5か月の経験が、これからイチゴの仕事をしてみたい方へのお役に立てれば幸いです!
農業バイトについて
まずはじめに、そもそも農業バイトが初めて。という方に書いた記事があります。
よろしければそちらも合わせてご覧下さい。
イチゴ収穫アルバイトの募集時期
私は1月半ば~5月末頃まで働いていました。
イチゴの収穫自体は11月頃から少しずつ始まるとのことでしたが、早い時期の収穫はそんなに忙しくなく、地元雇用のアルバイトさんやパートさんが担っているので早くても12月半ば頃からの募集みたいです。
2月~4月は特にイチゴの出荷が多いので忙しく、また5月~他の農業求人が出始めることもあり辞める人が多いので、5月までいられる人を優先的に取ってくれる気がします。
でも私が働いていた時は3月末に二人辞め、4月中に二人辞めましたが、結局新しい人が二人来てなんとかなりました。
求人に載っている農家さん側の求人募集期間を守ることも大事ですが、自分の生活を考えた勤務期間で応募しても問題ないです。
仕事の内容
イチゴの収穫バイトといっても収穫と同時に他にもいろんな仕事があります。
私がやったのは・・・
・収穫したイチゴの運搬、計量
・選別、箱詰め
・出荷の手伝い
・イチゴの手入れ、管理作業(葉切り、花出し、小玉取りなど)
・イチゴ苗の片付け
・土の運搬
・イチゴ狩りの受付、販売、郵送受付
など・・・ハウス作業からお店の業務、イチゴ苗の片付けまで幅広くやりました。
正直、アルバイトなのにこんなにいろいろやるのか~とも思いつつも、仕事は個人的には面白かったです。
いろいろ指示を出してくれる社員さんがいい人だったのでなんでも聞けたし、基本的には楽しくストレスなく仕事ができました。
イチゴ狩り受付をしていたのお店の方ではいろいろトラブルがありましたが・・・(笑) なんとか続けられました。
と、この5か月間でいろんな仕事をしましたが、上記の仕事内容のうちのいくつかを下に詳しくまとめましたので、ぜひご覧ください。
イチゴの収穫
その名の通りでイチゴの収穫をする仕事です。
イチゴを収穫する専用のカゴに収穫したイチゴをどんどん入れていきます。
私が働いていた農園は高設栽培で、大体自分の腰上ぐらいの位置にイチゴの実が成っている感じなので、そんなに腰にも負担がなく収穫できました。
ただ最初大変だったのは・・・
・色と形を同時に見ながら収穫しないといけない
・イチゴの実は傷つきやすいので扱いに気を遣う
と、最初の方は凄く気を使いながら、「コレ採っていいのかな・・・」と半信半疑で仕事をしていました。
イチゴは一粒一粒色づきが違うので、表面は真っ赤だけど裏面は真っ白な実などもあるので、最初はその判断に悩むし、頭を使うのですごく疲れました。
でも数日やれば収穫も慣れるし、収穫量が増えてくると収穫用のカートを使ったりしていたのでそこまで疲れることは無かったです。
なので最初こそ少し気を使いますが、慣れれば誰にでも出来る仕事だと思います。
ただ忙しい時は丸一日収穫!って日もあったのでそれは少ししんどかったです(笑)
イチゴの選別
イチゴの選別は収穫したイチゴをサイズごとに選別し、パックに詰めていく仕事です。
一部は機械で、一部は手作業で選別して S/M/L/2L などのサイズごとにイチゴをパックにきれいに詰めていきます。
この作業はほとんど女性スタッフが担当していました。
この選別もそこまで大変作業はないですが、とにかく黙々とイチゴを詰めていくのと、終わりが見えないイチゴの量で飽きました(笑)
※選別中の写真は撮れませんでした!
イチゴの手入れ・管理作業
イチゴの収穫と並行して毎日なにかしらのイチゴの手入れ・管理作業をしていました。
下記に一部詳しく書いておきましたのでご覧ください。
葉切り
イチゴがの収穫がしやすいように、またイチゴの実と葉っぱが擦れて傷がつかないようにするために定期的に葉っぱを切ります。
垂れ下がってきている古い葉っぱをメインに淡々とハサミで切っていき、実が見えるようにします。
これをしないと本当に収穫が大変で・・・。ジャングルみたいになった時があって、毎回毎回葉っぱのカーテンを開けながら収穫していて、いつもの倍くらいの収穫時間がかかったりもしていました・・・。
ほんと農業はこの管理作業がいかに大事かいつも考えさせられます。
花出し
葉っぱの間に出てきている花を手前に出す作業です。
この上向きの実がイチゴ赤ちゃんなんですが、これをそのまま葉っぱの中に留まらせてしまうとイチゴの実が垂れ下がらず土の上で(葉っぱの中で)大きくなってしまい、収穫しづらかったり、実があることに気付かずに、そのまま腐ってしまう事になります。
なのであらかじめこの花を手前に出して、きちんと実になった時に外に垂れ下がるように花を出す作業です。
小玉取り
小玉取りは、垂れ下がっている実の中から小さい実を摘む作業です。
まだ色づいてない白い段階の小さいイチゴの実を摘みます。
この作業は大きいイチゴの実を作るために小さい実を摘んで、栄養を大きい実にあげるって感じですね。
やっぱり大きい実の方が需要があるし、贈答用にも人気があるので、なるべく大きい実を作れるように常に管理作業をしていました。
と、ここまでいくつかイチゴの手入れ・管理作業について書いてきましたが、どれも全部簡単で単調な作業なので難しくはありません。
ただ忙しい時期などは常に時間が無いので、作業の速さを求められる時がありますが、超スローじゃなければ大丈夫なのでご安心ください。
イチゴ苗の片付け
役目を終えたイチゴの苗をカマで刈ったり、ポットから苗を抜いてそのまま捨てる作業です。
これは5月後半になりイチゴの収穫が終わった後の作業になります。
この作業は、上記のイチゴの収穫や管理作業に比べると結構体力仕事です。
理由としては、
・苗のポットを持ち上げたり運んだりと重いものを繰り返し運搬する
・土埃、砂ぼこりがすごい舞う
などこのような作業環境&体力仕事なのでほとんど男性陣がやっていましたが、私はこの作業もやりました(笑)
人がいなっかた&小柄ではないのと、基本社員さんと仲が良かったので頼まれやすかったのか、なんでもやらせられました(笑) でも楽しかった!
少し大変な仕事でしたがこうやってイチゴの苗を片付けるんだ~と勉強になって面白かったです。
人生なんでも勉強&経験!
1日のスケジュール
さて続いてはイチゴの仕事の一日のだいたいのスケジュール。
ざっくりとこんな感じです。
<午前>
・6:50頃 作業倉庫に集合し、タイムカードを打ってハウスに向かいます。
・7:00頃 ハウスに到着。 イチゴの収穫作業開始。終わったら管理作業。
・10:00 15分休憩! お茶を飲んだりお菓子を食べたりします。
・12:00 お昼休憩。 そのまま作業中のハウスでお弁当食べてお昼寝したりします。
<午後>
・13:00 作業再開 収穫が終わり次第、何かしらの管理作業。
・15:00 15分休憩
・17:00 作業終了。 作業倉庫に戻ってタイムカードを打って解散!
私のこの農園でのシフトは、一日8時間30分労働・週6日勤務でした。
私は毎週月曜休みで、希望日だけお休みを貰う感じでした。
正直休みは足りなかったけど、残業もほぼ無く定時に帰れたので良かったです。
休みは希望を出せばくれますが、私たちのような期間限定アルバイトはできるだけ多く出てほしいみたいで、誰も休みを取らなかったですね!
その代わりまぁまぁ稼げたし、体力的にもそんなに疲れない仕事なので働きやすかったです。
作業の際の服装
ここ静岡県掛川市は海に近いエリア。
1月頃~3月頃はとにかく風が強くて冷たい。
イチゴの仕事はそんなに力仕事が無いし、あんまり運動量もないので日が出ない日は特に寒かったです。
でも4月からはだんだん気温が上がってくるので、ハウスで作業をしていると少し汗をかくくらいになりますし、5月に入ったらもうもう暑いので半袖でOKです。
でも日焼けするし、イチゴの葉っぱは細かい毛(?)みたいなのがたくさんあって、作業をしていると痒くなってくるので作業をするときは長袖がおススメですね。
あと帽子はマスト。
日差しが強いので被った方がいいです。こんな感じの日よけがついてるやつ。
靴は私はワークマンの防水ブーツを履いて作業をしていました。
雨の次の日はハウス内に水が溜まっている箇所があるので、長靴や防水靴がオススメ。
こんな感じです。この靴めっちゃお気に入り。
あ、あと毎朝イチゴの収穫から作業が始まるんですが、ほぼ毎日朝露で苺の葉が濡れているので、ヤッケとかを着た方がいいです。
暑い日は作業中にすぐ乾くから大丈夫ですが、寒い日は冷えます。
なので防水、防寒対策の服はあったほうがいいです。
生活環境について
仕事をしに行くといっても、やっぱり生活環境は大事ですよね。
今回のイチゴのバイトはこんな感じでした!
・家具家電付き(掃除機なし/Wi-Fiあり)
・会社が車(マニュアルの軽トラ)を貸してくれた
・最寄りのスーパーまでは車で5分くらい(でも歩いたら20分以上かかった 笑!)
・最寄りのバス停までは歩いて20分くらい
と、こんな感じで生活面は問題なかったです。
というよりどちらかというと過去の農業バイトと比べても不便なく快適に過ごせました。
でも本当に周りには何もない海近くのアパートだったので、
・最寄りのバス停まで20分歩く→25分乗車→最寄りの電車駅
って感じだったので、遊びに行こう~って感じでは無かったですね。
軽トラも2人でシェアしていたので休みはお家で過ごすことが多かったですが、週6勤務だったのでゆっくりするには良い環境でした!
大変だったこと
ここの農園も当たり!と思ったくらい、本当にキツイ・・・。とか、めっちゃ大変・・・と思うことがないくらい、いい意味でゆったりと充実した農業バイト生活を送れました!
働いていた人はみんな優しかったし、外国の人もたくさん働いていたけど楽しく和気あいあいと過ごせました。
しいて言えば、一人めちゃくちゃ理不尽な方がいて不愉快だったくらいですね(笑)
いろいろあり結果的に関わらなくて済むようになってからは快適に過ごせましたし、まぁ人間関係はどこへいってもどんな職場でも良い悪いは必ず出てくるから、結局自分がどう関わるかが大事かなって思います。
あ、あともう一つ「ん?」と思ったのは、基本残業はないのですが、残業がある時は「今日は残業です。」とか通知が一切なくシレ~っと残業が始まったことですね(笑)
過去に無い経験だったので戸惑ったし、言ってよ・・・って感じでしたね(笑)
でもまぁそのくらいで基本的にはストレスなく楽しく働けました!
まとめ
さて今回は静岡県掛川市でのイチゴの農業バイトについて書いてきましたがいかがでしたでしょうか?
静岡は思ってるより広くて、私が今回住んでいた場所は海の方。
伊豆とかとは全く雰囲気も違うし、もちろん山の方とも全然違うからどちらかというと閑静な海沿いの農地エリアです。
正直ここに来るなら自家用車をで来ることをおススメします。
車がないとマジでどこへ行くのにも時間がかかるので、私は正直全然観光できませんでした(泣)!
でも稼ぎたい!とか、街中は好きじゃない!って方にはいいかもしれません。
とこんな私の経験が誰かのお役に立てますように!
なんだか締め方が分からなくなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。